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 ほんだエッセイ




令和2年4月 -1-
 もう本当にひどいことになったものだと思います。しかも世界を見ると、「パンデミック」とか「オバーシュート」とか「医療崩壊」とか、何度も繰り返されるもっとひどい恐ろしい事態があると、言葉が伝えています。今私たちの心は、新型コロナウィルスに怯え、揺れ動いては、疲弊してゆきます。心が疲弊すると、人の理性は影をひそめ、感情がむき出しになり、そして悪しき憶測という魔力が私たちをおおいます。
 今さらここで「三密」とか、「Stay Home」とか、「手洗いの励行」などは語りません。どんな時にも、どんな苦しく大変な時にも、人はその人に見合った、希望や期待の光のもとで耐えて生きてゆきます。気づかなくても、それが必要です。皆さんにとってちょっと奇異な感じを抱かせるかもしれませんが、今の私を支える淡い期待、希望の光の一つは、この世界を揺るがしている困難な事態を乗り越えた時、新しい世界観が誕生してこないだろうかというものです。
 中世のペストが終焉した時、ヨーロッパに神の力を相対化する価値観を持ったルネッサンスという時代が誕生しました。それにならって、このパンデミックが、今のこの新資本主義、グローバリズム、金、競争、効率、利益、一辺倒の世界に、何か新しい価値観が生まれて、もっと生きやすい世界をもたらさないだろうかという期待です。 皆さんはどうですか。何に向かって頑張りますか